電源が入らない!DELL製のPCのよくある故障と修理方法

電源が入らない!DELL製のPCのよくある故障と修理方法

パソコンメーカーの中でも人気を集めている「DELL」。有名な大手メーカーの製品なので、プライベートや職場などで利用している方は多いでしょう。そんなDELL製のパソコンですが、電源が突然入らなくなってしまったという経験はありませんか?

パソコンに詳しくない方であれば電源が入らないことに戸惑ってしまいますし、仕事で使用している場合は非常に困ってしまうでしょう。そこで、今回はDELL製のパソコンの電源が入らない原因と改善方法、そしてその他のよくある故障原因と修理方法についてご紹介していきます。

電源が入らないときの主な原因と改善方法

電源が入らないときの主な原因と改善方法

DELLパソコンを使おうとすると、「あれ?電源が入らない!」という経験をされた方はいませんか?このような症状は他社の製品にも多々あることで、その原因の多くは機器の故障ではないという場合が多いです。

ここでは、そんなパソコンの電源が突然入らなくなる原因と改善方法についてご紹介していきます。デスクトップパソコンやノートパソコンなど、タイプ別の改善方法をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

電源が入らない原因の多くは内部での帯電

パソコンの電源が入らなくなる主な原因は、使用することで機器の内部に帯電しているというケースが多い傾向があります。たった数時間の使用でもパソコンの内部には電気が溜まりますし、長時間の使用となるとかなり帯電することになってしまいます。

そのため、パソコンの電源を常につけっぱなしにしているという方は、突然電源が入らなくなるということが多いのではないでしょうか?しかし、このような原因でパソコンが使用できないのは機器の故障ではないので、溜まった電気を外部へと放電させることで改善できます。

しかし、放電したのにも関わらず電源が入らないという場合は、何か別の原因によってパソコンが不具合を起こしている、または故障していることが考えられます。帯電以外の故障原因については以下でご紹介していきますので、放電しても改善できないという方はぜひ参考にしてみてください。

パソコンの放電作業はとても簡単

「放電するにはどうすればいいの?」中にはこのような疑問を持っている方もいると思いますが、方法はとっても簡単です。パソコンにあまり詳しくない方でもできる改善方法なので、もしものときに備えて放電方法を知っておくと役に立ちますよ!そんなDELL製のパソコンを放電する方法は、以下のようになっています。

  1. 1.パソコンの電源を切る
  2. 2.電源コードを抜き取る(ノートPCはバッテリーも外す)
  3. 3.接続している全ての周辺機器を取り外す
  4. 4.電源ボタンを約20秒間長押し
  5. 5.電源コード(バッテリー)を接続する

このように、放電方法はとても簡単なので誰でも行うことができます。帯電が原因であれば5つのステップ全てを終えると、通常通りにパソコンが起動して問題なく操作することができます。

また、ノートパソコンの放電を行う際はバッテリーの付け外しを忘れないよう注意が必要です。放電の際にバッテリーが付いたままでは上手く電気を逃がすことができない可能性があるので、電源コードの付け外しと同じタイミングでバッテリーも付け外しを行ってくださいね!

バッテリーの寿命にも注意が必要

ノートパソコンの多くは本体にバッテリーが付いていて、充電されていれば電源コードなしで使用できます。しかし、バッテリーの寿命によってはバッテリーのみで使用できなくなり、当然ですが電源が入らなくなってしまいます。

そのため、ノートパソコンの場合は帯電や機器の故障ではなく、単純にバッテリーの寿命が原因というケースも多いといわれています。「放電したのに全然動かない…」「もしかして故障した?」と思っている方は、一度バッテリーの状態を確認してみましょう!

帯電以外で起こるよくある故障の原因

上記ではパソコンの電源が入らなくなる主な原因と改善法をご紹介しましたが、場合によっては何らかのパーツが故障している可能性もあります。パソコン内部で故障している部分があると電源が入らなくなるので、このような場合は放電しても改善されることはありません。

ここでは、帯電以外で起こるDELL製のパソコンのよくある故障の原因についてまとめています。もしも放電して改善されない場合はこれからご紹介する故障が原因となっているかもしれないので、ぜひ参考にしてみてください。

電源に関する部分に問題が発生している

よくある故障の原因として、電源に関する部分に問題が発生しているというケースが多いといわれています。単純なことであれば電源コードが抜けているということが挙げられますが、しっかりと接続されている状態で電源が入らない場合は「電源ユニット」の劣化や故障が原因という場合があります。

電源ユニットは、電源コードから取り込まれた電力を内部のさまざまな機器へと供給する役目を持っています。そのため、このユニットに何らかの問題がある場合は電源が入らなくなってしまうようです。

PCに衝撃を加えたことでHDDが破損している

パソコンに何らかの衝撃を加えてしまった場合、HDDが故障してしまい電源が入らなくなるというケースもあります。例えば、ノートパソコンを持ち運びしている最中にどこかにぶつけてしまった、または床に落としてしまったなど、衝撃が加わることでHDDが破損してしまいます。

HDDは細かい部品で作られた精密機器なので、「これくらいなら大丈夫だろう」と思うような衝撃でも、簡単に壊れてしまう場合があります。また、デスクトップパソコンの場合、HDDは故障していなくても接続されているはずのケーブルが抜けているということもあるようです。そのため、一度カバーを取り外してケーブルの接続確認もしておくことをおすすめします。

ホコリが溜まることで内部が加熱されている

購入してから長期間使用しているパソコンは、内部にホコリが溜まってしまい内部の冷却を行うファンに絡まってしまいます。そうすると起動時に発生す熱を外へと逃がすことができず、さまざまな部分に影響を与えてしまいます。

熱によってメモリーが故障する、ホコリが原因で静電気まで溜まりやすくなるなど、冷却機能が正常に働かないことでさまざまな問題を引き起こしてしまうでしょう。

マザーボードに問題が発生している

マザーボードはパソコンのさまざまな装置を動かすための重要な電子回路基板なので、そこに問題が発生していると当然電源が入らなくなってしまいます。また、マザーボードは正常なのにもかかわらず電源が入らない場合は、コンデンサの故障やマザーボードの上についているボタン電池が切れている可能性があるといえるでしょう。

故障したDELL製PCの修理方法

これまでにパソコンの電源が入らない原因についてご紹介してきましたが、よくある故障の原因に当てはまる場合は修理を行う必要があります。中には電池切れやケーブルが抜けているというものもありますが、原因のほとんどは故障が多いです。ここでは、故障したDELL製PCの修理方法についてご紹介していきます。

電源ユニットを新しいものへ交換する

電源ユニットが劣化・故障しているのであれば、新しいものへと交換するだけで改善することができます。新品のユニットに変えることでしっかりと電気を供給できるようになるので、通常通りにパソコンを使用することができるでしょう。

また、内部を確認してケーブルが抜けているようであれば、一度接続して起動できるかを試してみてください。他にも、ユニット部分にホコリが溜まっている場合は取り除くことで改善できるので、新しいユニットを購入する前に必ず内部を確認しておくことをおすすめします。

HDDの故障は専門業者に依頼する

物理的に故障したHDDは、残念ながら自分で修理を行うことができません。しかし、専門業者であれば物理障害のHDDでも修理を行うことができるので、大切なデータが入ったままという方は依頼してみると良いでしょう。

ちなみに、物理障害を起こしている場合は予兆として異様な音や異臭などが発生するため、電源が入らなくなる前に気づくことができる場合もあります。もしもパソコンを使っていて「なんかいつもと違う音がする」「焦げ臭いにおいがする」とい場合は、HDDが故障寸前の状態なので注意しておきましょう。

メモリーの抜き差し、または交換

メモリー部分にホコリが溜まっている場合は接続不良を起こしている可能性があります。そのため、まずは溜まったホコリをキレイに取り除き、メモリーの抜き差しを数回行ってください。

他の部分に問題がなくメモリーにホコリが溜まっている場合は、この方法で改善することができます。しかし、それでも改善されない場合は加熱によって故障していることが考えられるので、新しいものへと交換する必要があるでしょう。

ボタン電池、またはコンデンサの交換

上記のいずれの方法でも改善されない場合は、マザーボード周辺を確認してみてください。ボードの上についていつボタン電池が切れている可能性もありますし、場合によってはコンデンサが膨れ上がっている、または液漏れを起こしている場合もあります

そのため、コンデンサに異常がなければ電池の交換で改善できますし、見てわかるほどにコンデンサに異常が見られる場合は新品への交換が必要になります。また、電池・コンデンサともに異常がない場合はマザーボード自体の故障も考えられるので、その場合は自分で取り換える、または業者に修理を依頼してみましょう。

修理を行う際の注意点と対策法

修理を行う際に内部を取り扱う場合は、必ず放電を行ってから作業をはじめましょう。帯電している状態で内部を扱うと、静電気が発生することでさまざまな部品が壊れてしまいます。パソコンの中身は精密機器となる部品ばかりでとてもデリケートなので、必ず放電をしてから作業に取り掛かりましょう。

また、対策としては定期的に内部の掃除を行い、配線や部品の状態を確認しておくことをおすすめします。特に修理をした後はこのような対策を行うことで故障を防ぐことができるでしょう。

専門業者に依頼してDELL製PCを修理してもらおう!

専門業者に依頼してDELL製PCを修理してもらおう!

DELL製のパソコンでよくある故障の原因や修理方法についてご紹介させて頂きましたが、人によっては「自分で修理するのは不安…」という方も多いでしょう。そんな方はパソコン修理のプロである専門業者に依頼してみてはいかがでしょうか?

専門的な知識と技術を持つスタッフが対応してくれるので、安全にパソコンを修理してもらうことができます。修理費用は故障の原因によって異なるので、依頼してみようと考えている方は一度お問い合わせにて相談してみると良いでしょう。

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