データ障害の種類について
データ復元に必要なデータ障害には物理障害と論理障害があります。データ復旧会社にデータ復元を依頼する場合でも、物理障害であるか論理障害であるかは非常に重要な点です。物理障害のほうが修復が難しく、データ復旧に必要な費用も高くなります。また、物理障害は基本的に業者の専門的な設備のもとでデータ復元をしなければいけませんので日数を要します。業務上の大切なデータを復元したい時には、物理障害は非常にたいへんな事態となってしまいます。ここでは論理障害と物理障害、各データ障害の起こる原因とその対策などについて簡単に記載します。データ障害が起きる兆候についても紹介するので、心当たりのある時は要注意、早めにバックアップをとりましょう。
論理障害とは
論理障害はウィルスに感染してしまった、ファイルを間違えて消してしまった、OSに何らかのエラーが発生してしまったといった状況のためにデータにアクセスできなくなる、データ破損が起きてしまうといった状態になります。原因がはっきり論理障害だとわかっていて、その対策法を知っているパソコン上級者であれば自力での解決も可能です。また、論理障害であれば市販のデータデータ復元ソフトでデータを復元できることもありますがこちらもデータを吸い出すのに必要なツールとスキルが必要となります。自分ではデータ復元ができない、難しいと判断できる場合には、論理障害でもデータ復旧業者に依頼して確実なデータ復元をしてもらったほうがいいでしょう。
物理障害とは
物理障害はハードディスクを落としてしまった、水没させてしまったといった理由でデータにアクセスできなくなった状態になります。日常的な使用であっても、ハードディスクにつながる線が断線してしまったというようなケースで物理障害が起きることは考えられます。HDDが熱損傷でやられてしまうこともあります。データが読み込めず、カチカチと異音がするような状況は物理障害の一歩手前ですから注意が必要です。物理障害が起きてしまった時は、プロのデータ復旧会社の専門的な設備をもってしなければ中のデータを取り出す術はまずないと考えていいでしょう。時間が早ければ早いほどデータ復元できる可能性が高いので、すぐに業者に連絡しましょう。。