起動しないWindows PCからデータを復元する方法

起動しないWindows PCからデータを復元する方法

「Windowsが起動しない・・・」「パソコンが壊れてしまった・・・」
普段から使っているパソコンは、長年使っていると壊れてしまうことがあります。電源を入れても全く起動しないため、パソコン内にあるデータを開くことができなくなってしまいます。特に、仕事用に使っているWindowsのパソコンが起動しなくなると、作業に必要なデータが使えなくなるので、困っているという方は多いのではないでしょうか?

 

そこで、今回は起動しないWindows PCから大切なデータを復元する方法についてまとめてみました。パソコンの故障は突然起きてしまう場合もあるので、万が一の自体に備えてデータ復元の方法を知っておけば、きっと役に立つことでしょう。データの復元を初めて行う方でも簡単にできるので、Windowsのパソコンが起動しなくて困っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

接続変換アダプタを使ってHDDデータを復元

接続変換アダプタを使ってHDDデータを復元

起動しなくなったWindowsのパソコンからデータを復元する場合、HDDから接続変換アダプタを使う方法があります。アダプタは別で購入する必要がありますが、壊れてしまったパソコンに内蔵されているHDDと接続してデータを復元する方法なので、初心者の方でも簡単にできるデータ復元となっています。また、接続変換アダプタを使う場合は、正常に作動するパソコンが1台必要なので、アダプタと一緒に準備しておきましょう。


接続変換アダプタの使い方と手順

接続変換アダプタの使い方とデータを復元する手順は、以下の通りとなっています。


  • 起動しないWindows PCからHDDを取り外す
  • 接続変換アダプタをHDDに取り付ける
  • アダプタのUSBを正常に起動するPCに接続
  • HDDの中に入ったデータを接続したPCへコピーする

接続変換アダプタを使ってデータを復元する場合は、まず起動しなくなったWindowsのパソコンから、内蔵されているHDDを取り出す必要があります。ノート型パソコンの場合は簡単に取り外すことができますが、HDDを傷つけないように丁寧に取り外し作業を行ってください。

デスクトップパソコンの場合は、本体のケースを取り外す作業が必要になります。ドライバーがあればケースを外すことができるので、後は内蔵されているHDDに接続されているコードを外して丁寧に取り外してください。

HDDの取り外しが完了したら、接続変換アダプタを接続します。接続変換アダプタはさまざまなメーカーから販売されていて、約2,000~3,000円で購入できます。パソコンショップや家電量販店はもちろん、ネットショップからでも購入することができるので、この方法でデータを復元する方はアダプタを購入しておきましょう。

接続変換アダプタのUSBを正常に起動パソコンに接続すると、外付けHDDとして認識されます。しかし、場合によっては認識されないことがあり、この場合はHDD自体に問題がある可能性が高いです。HDDが物理障害を起こしていると認識されず、自分でデータを復元するのは難しくなりますので、接続変換アダプタが使えない場合は専門業者へ依頼することをおすすめします。

外付けHDDとしてパソコンが認識した場合は、HDD内のユーザーデータを接続したパソコンへコピーすれば、データ復旧作業の完了です。ユーザーデータには、壊れたパソコンに保存していた多くのデータが管理されています。そのため、ユーザーデータを全てコピーしてしまえば、別のパソコンでもこれまでと同じ環境で使用することができるようになります。

Ubuntuを使ってパソコンからデータを復元

Ubuntuを使ってパソコンからデータを復元

「Ubuntu」はデータをDVDに書き込むことで、壊れてしまったWindowsのパソコンからデータを復元することができるデータデータ復元ソフトです。Ubuntuはネット上から無料でダウンロードすることができるので、お金を使わずにデータを復元したい方にはおすすめの方法です。

しかし、Ubuntuをダウンロードするためには、正常に起動するパソコンが必要になります。2台以上のパソコンを持っていない方は、知り合いに貸してもらう、またはネットカフェを利用してソフトをダウンロードすると良いでしょう。また、復元したデータを保存する外付けHDDも必要になるので、必ず準備しておきましょう。


Ubuntu の使い方と手順

Ubuntuの使い方とデータを復元する手順は、以下の通りとなっています。


  • Ubuntuを正常に起動するPCでダウンロード
  • ダウンロードしたUbuntuのデータをDVDに書き込む
  • 指導しなくなったWindows PCの電源を入れてDVDを挿入
  • 復元したいデータを選択して外付けHDDへデータをコピーする

まずは正常に起動するパソコンからUbuntuをダウンロードします。ダウンロードのページを開くと「日本語 Remix イメージのダウンロード」が画面中央付近に表示されているので、こちらを選択してください。CD版のイメージを選択して、ダウンロードが完了するまでしばらく待ちましょう。

Ubuntのダウンロードが完了したら、何も書き込まれていないDVDをセットして、Ubuntuのデータを書き込みます。壊れてしまったWindows PCの電源を入れて、書き込んだDVDを挿入するとUbuntが起動するので、「Ubuntを試す」を選択します。このとき、Ubuntが起動するまでに時間がかかるので、しばらくお待ち下さい。

起動するとデスクトップの画面が表示されるので、左側にある「ホームフォルダ」のアイコンを選択します。左側のトップにあるパーテーションを選択すると、壊れたWindowsのパソコンに保存されているファイルが開かれます。ここまで進んだら外付けHDDをパソコンに接続して、復元したいデータをコピーすれば完了です。

Ubuntを使う感覚としてはWindowsとほぼ同じなので、初めての方でも使いやすいデータデータ復元ソフトです。パソコンや外付けHDDの準備は必要になりますが、データデータ復元ソフト自体は無料なので、環境が整っている方であれば無料でデータを復元することができるでしょう。

Renee PassNowを使ってパソコンからデータを復元

Renee PassNowを使ってパソコンからデータを復元

「Renee PassNow」は、Windowsのパソコン内にあるさまざまなデータを復元してくれるデータデータ復元ソフトです。有料版のソフトではありますが、無料体験版を使うことができます。機能性は有料版を変わらないので、初めての方は体験版を利用してみると良いでしょう。しかし、無料体験版ではパスワードのリセットができない使用になっているので、パスワードの管理には注意が必要です。

こちらのデータデータ復元ソフトを使う場合は、USBメモリ・CDのどちらかのデバイスが必要になります。また、ソフトのダウンロードには正常に起動するパソコンが必要になるので、事前に準備しておく、または知り合いにパソコンを借してもらいましょう。


Renee PassNowの使い方と手順

Renee PassNowの使い方とデータを復元する手順は、以下の通りとなっています。


  • Renee PassNowを正常に起動するPCでダウンロード
  • USBメモリ、またはCDを挿入してソフトを書き込む
  • 壊れたWindows PCの電源を入れる
  • 電源を入れたらすぐにF2キーを押してBIOS画面を表示させる
  • 接続したデバイスを選択して保存したらUSBメモリ、またはCDを接続
  • Renee PassNow画面の「Data Transfer」を選択
  • 右側のデータ移行先に復元死体データを移行して完了

まずは正常に起動するパソコンからRenee PassNowをダウンロードします。このときに復元したデータを保存するデバイスを選択して、データデータ復元ソフトの書き込みを行ってください。書き込みが完了したら壊れたWindowsのパソコンに電源を入れ、書き込みを行ったデバイスを接続し、すぐにF2キーを押してBIOS画面を表示させます。

BIOS画面に移行したら、接続したデバイスの名前が一番上にくるように設定して保存します。デバイスの並び替えは、画面下の方に操作方法が表示されています。デバイスに書き込んだRenee PassNowを起動させData Transferを選択すると、データ移行画面が表示されます。画面右側のデータ移行先に復元したいデータを移せば完了です。

壊れたWindows PCからでもデータは復元できる

壊れたWindows PCからでもデータは復元できる

突然Windowsのパソコンが壊れてしまっても、データ復元の方法さえ知っていれば、大切なデータを守ることができます。接続変換アダプタやデータデータ復元ソフトを使えば、自分でデータを復元することができるので、使い方や手順を知っておくと、いざというときの役に立つでしょう。長く使っているパソコンはいつ壊れてしまうかわからないので、万が一に備えてぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

ページトップへ

コンテンツ一覧

ここなら大丈夫!プロが教える優良データ復旧会社

データ復旧で後悔しないための知識を身につけましょう

自分でデータ復元を行うのが難しい方はデータ復旧会社に依頼しましょう

サイトマップ