HDDを交換・増設するメリットとその方法

HDDを交換・増設するメリットとその方法

パソコンを使用されている方の中には、「最近パソコンの動作不良が頻繁に起こる」「データの保存容量が足りない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?何年も使用しているパソコンであればHDDの劣化によって動作が鈍くなってしまいますし、容量によっては大切なデータの保存先に困ってしまうものです。

そこで、今回はHDDの交換・増設についてまとめてみました。交換や増設をすることで得られるメリットや方法についてご紹介していきますので、「新品のHDDに交換したい」「大量のデータを保存したい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

交換・増設をするメリットには何があるの?

交換・増設をするメリットには何があるの?

HDDを交換する、または増設をするのであれば、まずはどのようなメリットがあるのかを知っておきたいのではないでしょうか?現状を改善できないのであれば交換や増設をする必要はありませんし、ムダな出費を出したくないものです。

しかし、交換・増設をすることで少しでもパソコン作業を快適にできるのであれば、やる価値は十分にあるのではないでしょうか?ここでは、そんな交換・増設によるメリットについてご紹介していきます。「新品に変えたい」「増設して保存容量を増やしたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

動作不良が改善されてパソコン作業が快適になる

HDDには寿命があり、数年間使い続けていると劣化によって動作不良を起こしてしまいます。パソコンの使用中に何度もフリーズしたり、データが消えてしまったりなど、故障してしまう場合もあるため、使用開始から5年が経過したら交換の目安といわれているようです。

つまり、新品に交換すればパソコンの動作不良が改善され、パソコンを使った作業を快適に行えるようになることが交換するメリットです。さらに、新品に交換すれば寿命も延びるので、数年間は動作不良の心配もなくパソコンを使用できるでしょう。

また、データの保存容量の大きい製品であれば、外付けHDDを使用することなくたくさんのデータを管理できます。旅行先で撮影した写真や子供の成長を記録した動画、仕事で使用する大量の重要データなど、パソコンに内蔵した新しいHDDのみで管理できるのは嬉しいですよね!

データの保存場所が複数に分けられていると、必要なときに「どこに保存したんだろう?」と悩む心配もないでしょう。機能性や利便性が向上できるので、使用年数が5年近くなるという方は、そろそろ交換されてみてはいかがでしょうか?

データの読み込み・書き込み速度が速くなる

劣化したHDDでは、動作不良を起こすだけでなく、データの読み書き速度まで低下してしまいます。そのため、1つのデータを読み込むだけでかなりの時間を使うことになってしまうため、作業効率が悪くなりストレスを感じてしまうでしょう。

しかし、新品に交換すればデータの読み込み・書き込み速度も改善できるので、サクサクとパソコン作業が進み快適に利用できるといったメリットがあります。特に、仕事でパソコンを利用されている方は、作業効率が重要になるはずです。

また、プライベートで使用されている方でも、速度を気にされる方であれば改善したいと考えるのではないでしょうか?ですので、現在使用されているパソコンの読み込み・書き込み速度に不満を感じている方は、一度HDDを交換してみてはいかがでしょうか?

大量のデータをたっぷりと保存できる

HDDにはパソコン本体に内蔵するタイプと、ケーブルで接続するだけで使用できる外付けタイプがあります。外付けタイプであればパソコン本体の分解作業は不要なので、パソコンに詳しくない方でも簡単に利用できるでしょう。

そんな外付けタイプですが、どこにでも持ち運びできることがメリットです。そのため、デスクトップパソコンに比べてデータの保存容量の少ないノートパソコンを使用している方にとっては、大量のデータをたっぷりと保存できる便利なアイテムといえるでしょう!

また、デスクトップパソコンを使用されている方でも、仕事用とプライベート用でデータの保存先を分けるといった使い方ができます。そうすることで保存データをキレイに管理できるので、間違ってデータを削除したり余計なデータが紛れ込んだりといった事故防止に役立つといったメリットを得られるでしょう。

HDDの交換・増設をする方法とは?

HDDの交換・増設をする方法とは?

これまでの内容から、HDDを交換・増設するメリットについておわかりいただけたと思います。しかし、「どうやって交換するの?」「交換の手順がわからない」など、それぞれの作業方法について悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

そこで、ここでは交換・増設をする方法についてご紹介していきます。方法さえ知っていれば自分で交換・増設作業ができるので、専門業者に依頼する手間を省くことができますよ!また、知識として知っておきたいという方もいると思いますので、ぜひこれからご紹介する方法を参考にして、今後に役立ててみてください。

古いものから新品へと交換する方法

古いHDDから新品へと交換する方法は、以下の通りとなっています。

  1. 1.内蔵されたHDDを取り出す
  2. 2.購入した新品のHDDを接続する
  3. 3.OSのインストールを行う

古いものから新品へと交換する場合は、まずパソコンからHDDを取り出さなければなりません。取り出し作業には本体を分解するためにプラスドライバーが必要なので、事前に準備しておいてください。また、作業中に静電気が発生することもあるので、気になる方は静電防止用の手袋もそろえておくと良いでしょう。

取り出し作業が完了したら、新品のHDDを接続します。取り外し前と同じ状態になるように、新品の製品を設置してください。取り付けが完了したら、新品のHDDにOSをインストールします。

この作業にはパソコン購入時に附属されていた、または購入した「リカバリディスク」が必要です。もし手元になくても自分で作成することもできますし、パソコンメーカーの販売するディスクを購入することもできるので、必ず準備しておいてください。

HDDをパソコン内部に増設する方法

デスクトップパソコンであれば、パソコンの内部にHDDを増設することが可能です。内部への増設方法は、以下の通りとなっています。

  1. 1.パソコン本体のケースを取り外す
  2. 2.ベイにHDDをネジで固定してケーブルを接続する
  3. 3.OSのインストールを行う

交換のときと同じく、まずは本体を分解する必要があるため、ドライバーを使って本体のケースを取り外します。次に、HDDが設置されている部分に新品を増設していきます。増設には「ベイ」と呼ばれる小さな穴に専用のネジを使って固定して、専用のケーブルを使ってパソコンと接続します。

ちなみに、設置するためのネジや専用のケーブルは別途購入が必要なので、増設用のHDDと一緒に購入しておいてください。あとは外した本体のケースを取り付けて、増設したHDDにOSをインストールすれば完了です。

HDDをパソコン外部に増設する方法

パソコンの外部への増設は、外付けタイプを使用します。外付けタイプはUSBケーブルでパソコンと接続するだけで自動的に認識されるため、上記のような作業は必要ありません。購入してケーブルで繋ぐだけで簡単に使用できますし、デスクトップパソコン・ノートパソコンのどちらにも利用可能です。 「分解作業を自分で行うのはちょっと…」という方や、「ノートパソコンでも大量のデータを管理したい」という方は、ぜひ外付けタイプを利用してみてください。持ち運び可能なので、便利な記憶媒体としておすすめですよ!

交換・増設する際に知っておくべき注意点

HDDの交換・増設を行うのであれば、メリットや作業方法だけではなく、注意点も知っておく必要があります。HDDによってはサイズが異なりますし、不要なHDDをそのまま処分すると個人情報が流出してしまう恐れがあります。

ここでは、交換・増設する際に知っておくべき注意点についてまとめてみました。安全に交換・増設作業を行うために必要な情報なので、ぜひ参考にしてみてください。

パソコンの機種に合ったサイズの製品を選ぶ

HDDには「2.5インチ」「3.5インチ」と2種類のサイズがあります。一般的には2.5インチはノートパソコン用、3.5インチはデスクトップパソコン用となっているので、購入する際は自分が使用しているパソコンの機種に合ったサイズの製品を選びましょう。

ちなみに、機種によっては使用できるHDDのサイズが1.8インチのものがあります。そのため、使用しているパソコンにはどのサイズの製品が使われているのかを購入前に確認しておきましょう。

リカバリディスクは必ず準備しておく

上記でもご紹介したように、新しいHDDの使用にはリカバリディスクが必要です。パソコン専門店や家電量販店でパソコンを購入した場合は、附属品としてついてくるので自宅で管理しているはずです。

しかし、またはネットオークションやリサイクルショップで購入した場合は、付属されていないので購入・作成をして準備しておいてください。

交換・増設の正しい手順を把握しておく

パソコンの内部は精密機器となっているため、交換・増設を行う際には正しい手順で行う必要があります。あまり交換や増設作業を行ったことがない方、または初めてという方は、必ず正しい手順を把握した上で作業を行ってください。

HDDの取扱いは慎重に行う

交換・増設作業を行うときには、HDDの取扱いに十分注意してください。というのも、HDDは細かい部品で作られた精密機器なので、ちょっとした衝撃ですぐに故障してしまいます。そのため、交換の際にパソコン内部でぶつけてしまった、増設での取り付け中に落としてしまったなど、このようなことにならないように慎重に作業を行うことが大切です。

不要になったHDDは必ずデータ削除を行う

不要になった古いHDDですが、データを残した状態で処分するのは個人情報流出の危険があります。そのため、処分する場合は必ずデータの削除を行っておいてください。また、データ削除だけでは不安という方は、専門業者に処分の依頼をしてみましょう。

専門業者であればデータを完全に消去した上で処分してくれます。また、リサイクルショップでも処分してもらうことが可能です。データを完全に消去をしてからリサイクルされるので、お近くにリサイクルショップがある方はそちらを利用されてみてはいかがでしょうか?

自分でできないときは専門業者に依頼する

HDDの交換・増設は、ご紹介した方法と手順を行えば、自分で作業することができます。しかし。パソコンの機種によっては作業が難しいものもあるので、自分で交換・増設作業をすることで故障させてしまう危険性があります。

そのため、交換・増設作業が難しく自分ではできないと感じたときは、プロの専門業者に依頼してみてください。専門的な知識や技術を持っていますし、そういった作業の経験と実績も豊富なので安全に交換・増設をしてもらうことができるので、「自分では不安…」という方はぜひ利用してみてください。

ページトップへ

コンテンツ一覧

ここなら大丈夫!プロが教える優良データ復旧会社

データ復旧で後悔しないための知識を身につけましょう

自分でデータ復元を行うのが難しい方はデータ復旧会社に依頼しましょう

サイトマップ