データの復元は可能? HDDをサルベージする方法をご紹介

データの復元は可能? HDDをサルベージする方法をご紹介

「パソコンが故障してデータが開けない…」「データを復元させる方法がわからない」そんな突然の出来事に悩んでいる方は多いのではないでしょうか?特に仕事で使う大切なデータが開けないとなると、かなり頭を悩ませてしまうものです。

 

そこで、今回は開けないデータを、サルベージによって開けるようにする方法についてまとめてみました。パソコンについて詳しくない方でもわかるように、サルベージについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

サルベージって?

サルベージって?

サルベージとは、パソコンの不具合によってデータにアクセスできなくなったときに、読み出せないデータを機器から取り出す作業やサービスのことです。故障の症状が軽い場合は自分でサルベージをすることも可能ですが、データを紛失するリスクもあるので、専門業者に依頼する方が安全でしょう。

 

しかし、「業者に依頼するとお金がかかる」「自分でするのは難しい」など、どちらを選ぶか悩んでしまうものです。そんなときは、まず故障の状態を確認してみてください。故障している状態として物理障害・論理障害の2種類があります。それぞれで症状が異なるので、どのような違いがあるのか知っておくと、復旧作業をスムーズに行えるでしょう。

物理障害・論理障害が起きたときの症状

物理障害・論理障害が起きたときの症状

ここでは、物理障害・論理障害が起きたときの症状について、一つひとつご紹介していきます。突然HDDが故障してしまっても、それぞれの症状を知っておけば、状態を悪化させずに済むかもしれませんよ。

物理障害

 
  • 「カタカタ」「ブーン」など今までに聞いたことのない音がする
  • パソコンからこげ臭いなどの異臭がする
  • HDDがBIOSで認識されていない
  • 頻繁にスキャンディスクや再起動を行う
  • 電源が入らない
 

これらの項目は、パソコンやHDD本体に物理障害が起きたときの症状です。正しい状態であれば、異常な音やニオイ、認識されないといった症状は起こりません。そのため、上記の項目に当てはまるという場合は、物理障害の可能性が考えられるでしょう。

 

論理障害

 
  • 動かなくなったソフトがある
  • 開けないファイルやフォルダーがある
  • ウイルスに感染している
 

これらの項目は、データの破損による論理障害が起きたときの症状です。正しい状態であれば、動かなくなったソフトや開けないデータもありません。そのため、上記の項目に当てはまるという場合は、論理障害の可能性が考えられるでしょう。

 

どちらの障害か判断できない

 
  • パソコンにファーマット(初期化)の要請がある
  • OSが立ち上がらない
 

これらの項目は、ハードディスクが壊れていても、ソフトが壊れていても起こる場合があります。そのため、上記の項目に当てはまるという場合は、物理障害なのか論理障害なのかを判断するのは難しいでしょう。

 

「もしかして故障してる?」と思ったときは、パソコンを起動させると故障を悪化させる可能性があるので、自分で復旧作業を行う場合は注意が必要です。また、障害の原因が判断しづらい場合は、専門知識が必要になるので専門業者を利用するといいでしょう。

サルベージできる専門業者について

ここでは、HDDのサルベージを行ってくれるおすすめの専門業者についてご紹介していきます。「どんな業者に依頼すればいいの?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 
  • 一律料金の復元業者:PCエコサービス
  • HDDの論理障害復元をメインとしている業者:デイサポート、ギガデータ
  • 物理障害に強い業者:日本データテクノロジー、A1データリカバリー、アドバンスデザイン
  • 出張サービスを提供している業者:リプラスウイング
 

これらはサルベージを行ってくれるおすすめの専門業者です。業者によって修理内容や方法が異なるので、それぞれの特徴を知っておくと、状況や症状に合わせて選ぶことができます。パソコンや周辺機器に詳しいプロが対応してくれるので、サルベージによって確実にデータを復元してくれるでしょう。

自分でHDDをサルベージする方法

論理障害の場合、自分でHDDをサルベージすることも可能です。データの状況に応じてサルベージ方法が変わるので、まずは状況を確認してみてください。  

  • ウイルスに感染していないか
  • データのバックアップは取っているか
  • 破損しているファイルはどのようなものなのか
 

上記の順番で状況を確認することで、効率良くサルベージが行なえます。まず、ウイルスに感染していた場合は、必ずウイルス駆除を行ってください。駆除しないままサルベージしても、症状が改善されないので注意しましょう。

 

次に、データのバックアップを取っている場合、破損データを削除してからバックアップデータに置き換えることでサルベージの完了です。ですが、バックアップを取らずにサルベージをする場合、破損ファイルをサルベージする専用ソフトを準備しておく必要があります。

破損ファイルをサルベージする専用ソフト

ここでは、破損ファイルのサルベージに必要な専用ソフトをご紹介していきます。破損状況やデータに合ったソフトをダウンロードして、サルベージを行ってみてください。

 

EaseUS Data Recovery Wizard Free

大容量の動画や写真といった容量の大きなファイルの復元に適したソフト。HDD内部に存在しているデータを一覧で検索できて、復元したいものを見つけてリカバリーボタンを押せば復元できます。

 

Recuva

画像や動画を簡単に復元できるソフト。パソコンだけでなく、各種メモリーカードの復元も可能です。名前が分からなくてもファイル形式で削除済みデータが検索できるので、利便性を求める方におすすめのソフトとなっています。

 

ファイナルデータ

多くの方から人気を集める復元ソフト。メール・画像・動画をはじめ、さまざまなデータを高速で復元できて、フォーマットエラーの解消もできる便利なソフトとなっています。使いやすいデータ復元ソフトなので、初心者の方でも安心して使用できるでしょう。

 

Zero Assumption Recovery

操作が簡単でとても使いやすい復元ソフト。RAIDやUSBメモリーに対応していて、フォーマットを起こしたドライブの復元も可能となっています。海外版のソフトで日本語版に対応していないので、使用する場合は事前に使い方を調べておくことをおすすめします。

 

復元ファイル復元

ゴミ箱から消えたデータに特化したソフト。削除ファイルを記憶演算子から高い確率で抽出できて、メール復元時にはアドレス・日時・件名などからフィルタリングできるため、メールの復元におすすめのソフトとなっています。

HDDのサルベージにはアドバンスデザインがおすすめ

自分でサルベージをすることも可能ですが、データ復元の失敗やデータの破損が心配な方は、専門業者のアドバンスデザインを利用してみましょう。国際的な規格に認定されていて、大手企業との豊富な実績があります。また、技術や設備が充実しているので、確実なサルベージが期待できるでしょう。データの復元に困ったときは、ぜひアドバンスデザインを利用して、大切なデータを復元させてみてください。

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