外付けSSDの使い方！MacやPS4など機材別に紹介

データの保存先として使用できる外付けSSDは、パソコンはもちろんのこと、家庭用ゲーム機にも使用できることを知っていますか？データの読み書きやゲームのロード時間などが短縮できるので、「読み込みが遅いな～」「いつまでかかるの？」といった不満を解消することができるでしょう。

そこで、今回は外付けSSDの使い方について、MacやPS4などの機材別にご紹介していきます。旧型の機器でも使用することができますし、快適に操作することが可能になるので、外付けSSDの使用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

外付けSSDってどんなもの？

パソコン関連に詳しい方であれば知っているものですが、中には外付けSSDがどういったアイテムなのかを知らない方もいるでしょう。または、「HDDとの違いがよくわからない・・・」という方もいるのではないでしょうか？

ここでは、まず外付けSSDがどういったものなのかについてまとめてみました。MacやPS4に使用できることは知っていても、使用する意味を知っておくことが大切なので、使い方だけではなくSSDについてきちんと把握しておきましょう。

大切なデータを保存できる記憶媒体

「SSD（ソリットステートドライブ）」とは、大切なデータを保存できる記憶媒体のことです。機器によっては内蔵されているタイプもありますが、外付けSSDであれば接続することでデータの保管場所として使用することができます。

また、同じ記憶媒体としてHDD（ハードディスクドライブ）がありますが、SSDの方が価格の高い製品が多いです。しかし、外付けSSDによっては約1万円程度で購入することができるので、低予算で検討されている方でも気軽に購入することができるでしょう。

ちなみに、低価格で購入できる製品ですが、SSD単体と専用ケースの組み合わせがおすすめされています。ですが、容量の大きなSSDを使用する場合は当然SSD単体の価格が高くなってしまうので、あらかじめ目的に合った容量を確認しておきましょう。

HDDと比べてデータの読み書き速度が速い

SSDとHDDは同じ記憶媒体だとご紹介しましたが、HDDに比べてデータの読み書き速度が速いのがSSDだといわれています。HDDでも十分スピーディな働きをしてくれるのですが、膨大なデータ容量の読み書きには時間がかかってしまいます。

しかし、SSDであればHDDに比べてデータの読み書きにかかる時間がとても速く、ストレスを感じることなく使用できるのがメリットとなっています。そのため、サクサクとスムーズに使用するのであれば、HDDではなくSSDの使用がおすすめでしょう。

また、ご紹介した2種類の記憶媒体はどちらも精密機器ではありますが、SSDの方が衝撃に強いといった特徴を持っています。さらに、軽量でコンパクトサイズの製品が多いので、外付けタイプとしての使用にもピッタリの製品となっています。

データの書き込み回数には制限がある

外付けSSDを使用するにあたって、データの書き込み回数には制限があります。さらに、データの書き込み回数はSSDの寿命にも関係しているため、書き込み回数が多い場合はすぐに故障してしまうので注意が必要です。

ちなみに、SSDの寿命は約3～5年が想定されています。つまり、SSDによるデータの書き込み回数が増えれば増えるほど、寿命を縮めてしまうことになります。他にも、使用するとき以外でSSDの電源を入れっぱなしにしているのも寿命を縮める原因となるので、長く使用するのであれば使い方には十分に注意しましょう。

Macでの使い方とSSDを使うメリット

SSDはデータの読み書き速度を早くすることができるので、パソコンに使用される方が多いのではないでしょうか？ここでは、そんな外付けSSDをMacで使用する方法についてご紹介していきます。また、Macに使用するメリットについてもまとめてみたので、外付けSSDの使用を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

SSDと専用ケースを準備する

格安で使用するのであれば、まずはSSD単体と専用のケースを準備しておきましょう。普通に使用する方であれば128GB程度の製品で十分活用できますが、保存するデータが多い方の場合は大容量のSSDを選ぶと良いでしょう。

また、専用ケースはUSB3.0に対応したものがおすすめです。データ移行や読み込みをする際の速度を早くすることができるので、作業中にストレスを感じることなく快適に使用することができるでしょう。

SSD単体と専用ケースを揃えたら、あとは組み合わせてUSBケーブルで繋ぐだけで使用できます。簡単な作業で誰でも簡単にできるので、初めて購入される方でも問題なく使用できますよ！

Macに接続してOSをインストール

外付けSSDはMacに接続しただけでは使用できないので、まずはOSのインストールを行います。接続すると読み取れないディスクと表示されるため、初期化のボタンをクリックしてMacで読み取れる状態にしてください。

読み取りができる状態になったら、外付けSSDにMacのOSをインストールしましょう。OSは「App Store」からダウンロードできるので、初期化した外付けSSDを選択してインストールを実行してください。

インストール開始後にリンゴマークが表示され、ディスプレイに「ようこそ」が表示されれば完了です。その後は画面上の指示に従って初期設定を行えば、通常通りに使用することが可能となります。

「Optionキー」を押した状態で電源をONにする

外付けSSDからMacOSを起動する場合は、「Optionキー」を押した状態で電源をONにすることで起動できます。起動の際は画面上に起動できるディスクが表示されるので、OSをインストールしたSSDを選択しましょう。

起動後は通常通りに操作することができるので、パソコン関連に詳しくない方や初めて使用された方でも簡単に使用できます。起動方法も簡単で、なおかつスムーズな作業が行えるので、効率良く作業されたい方はぜひ一度使用してみてはいかがでしょうか？

内蔵されているHDDはデータの保管場所に

使用しているMacにHDDが内蔵されている方は、データの保管場所に利用してみてはいかがでしょうか？SSDはデータの書き込み回数が決まっていますし、SSDばかり使用していると機器の寿命を縮める原因になってしまいます。

ですが、HDDと上手く使い分けることで寿命を伸ばすことができますし、Macをフルに活用することができます。頻繁に使用するデータはSSDに、普段使用しないデータはHDDに保管するなどをして上手に使い分けてみてください。

旧型のMacでもデータの読み書きが高速化される

最新型のMacであれば、内蔵されているHDDでもある程度の速度でデータの読み書きが可能です。しかし、旧型のMacの場合は速度の遅いHDDが内蔵されているため、データの読み書きをする際に時間がかかってしまいます。

ですが、外付けSSDを使用すれば旧型のMacでもデータの読み書きが高速化されるので、快適な作業ができるといったメリットがあります。プライベートでの使用はもちろんのこと、仕事で旧型のMacを使用されている方は、外付けSSDを使用することでストレスを感じることなく作業できるでしょう。

PS4での使い方とSSDを使うメリット

PS4を使ってゲームをされている方の中には、「ロード時間が長い」「ムービーの読み込みが遅い」と感じている方は多いのではないでしょうか？しかし、外付けSSDを使用すれば、それらの時間を短縮することができます。ここでは、そんなPS4で外付けSSDを使う方法とメリットについてまとめてみました。PS4を快適に使用されたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

SSDを接続してフォーマットする

PS4で外付けSSDを使用する場合は、まず本体に接続してフォーマットを行います。フォーマットの方法は、以下のようになっています。

1.設定から周辺機器を選択
2.USBストレージ機器を開いて外付けSSDを選択
3.「拡張ストレージとしてフォーマットする」を選択
4.設定に戻ってストレージを選択
5.本体ストレージからアプリケーションを選択
6.オプションメニューを開いて「拡張ストレージへ移行する」を選択
7.移行するアプリケーションを選択して移行する

手順は多く感じますが難しい方法でなないため、誰でも簡単にPS4で外付けSSDを使用することができます。ですが、アプリケーションの移行時間は容量によって異なるため、移行するデータが多い方は時間に余裕のあるときに行うことをおすすめします。

起動時間やムービーの読み込みが高速化される

PS4に外付けSSDを使用する最大のメリットは、起動時間の短縮やムービーの読み込み速度が高速化されることです。また、上記でもお伝えしたようにロード時間も短縮できるので、快適にゲームを楽しむことが可能になるでしょう。

ちなみに、有名なゲームソフトである「モンスターハンターワールド」や「ゴッド・オブ・ウォー」の場合、通常の起動時間よりも約10～20秒の短縮が可能だといわれています。さらに、起動時間の他にもプレイ中にマップが切り替わる際の時間も短縮できるので、ストレスを感じずにサクサク進めることができるでしょう。

初期型のPS4はUSB3.0に対応している

初期型のPS4にも外付けSSDを使用することが可能となっていて、採用されているUSBポートは転送速度の速いUSB3.0に対応しています。そのため、外付けSSDを使用する際はUSB3.0のケーブルを使用することで、より快適なプレイを楽しむことが可能です。

しかし、PS4本体のUSBポートは2つのみとなっていて、外付けSSDを使用する場合は常に1つのUSBを占領することになります。また、ゲームのセーブデータは本体以外への保存ができないことも知っておきましょう。

MacやPS4に使用する外付けSSDは格安で購入できる

外付けSSDの価格は高いイメージがありますが、十分に使用できる容量のSSDを格安で購入することができます。ご紹介したようにSSD単品と専用ケースの組み合わせであれば約1万円程度で購入が可能なので、気軽に購入することができるでしょう。MacやPS4などのさまざまな機器に使用できるので、パソコンでの作業やゲームのプレイを快適にされたい方は、ぜひ一度外付けSSDを使用してみてください。

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