対処法は?SDによくあるデータトラブル7選

対処法は?SDによくあるデータトラブル7選

小型サイズで持ち運びにとっても便利な記憶媒体として利用されている「SDカード」。利用できる機器も豊富なので、大切なデータの保存や管理に活用している方は多いでしょう。そんな方に質問ですが、「誤って踏みつけてしまった」「データが消えてしまった」というトラブルを経験したことはありませんか?

使い勝手が良く便利な記憶媒体ですが、使用しているとデータの復元が必要になる状況が発生することもあります。そんなとき、大切なデータを完全に失わないためにも、どのようなデトラブルがあるのかを知っておくことが大切です。

そこで、今回はSDカードによくあるデータトラブルをはじめ、大切なデータを取り戻すための対処法についてご紹介していきます。現在データトラブルでお困りの方、または万が一に備えて知識を身に着けておきたい方は、ぜひこちらの記事を最後まで読んでみてください。

SDカードによくある7つのデータトラブル

SDカードによくある7つのデータトラブル

簡単な構造となっているSDカードは誰でも扱いやすく、コンパクトサイズで持ち運びにも便利な記憶媒体です。体表的な機器でいえばデジタルカメラやスマートフォンなどで利用されることが多いので、みなさんも一度は使ったことがある、または日常的に利用しているのではないでしょうか?

そんなSDカードですが、使用中に突然データトラブルが発生することがあります。そこで、ここではSDカードによくある7つのデータトラブルをまとめてみました。トラブルに対処するためにも、まずはどのようなトラブルがあるのかを知っておくことが大切なので、一つひとつ見ていきましょう。

カードが認識されない

デジタルカメラやスマートフォンだけでなく、パソコンに接続してもカードが認識されないことがあります。原因としては接触不良や表と裏を間違えて挿入している、挿入先の機器が一時的に不具合を起こしていることが考えられます。

これらのトラブルは簡単な対処法で解決することができますが、何をやっても認識されない場合は故障している可能性があります。というのも、SDカードが認識されないというのは故障時の症状でもあるので、大切なデータを保存している場合はデータ復元が必要になるでしょう。

一部のデータファイルにアクセスできない

よくあるデータトラブルの中には、一部のデータファイルにアクセスできないというものもあります。これはデータファイルの破損が原因なので、アクセスはもちろんデータのバックアップを取ることもできません。

このようなトラブルは、「データの書き込み中にカードを抜いてしまった」「バッテリー切れによって強制的にデータの書き込みが停止した」などが考えられます。つまり、間違った方法で利用していると必要なときにデータファイルにアクセスできなくなるので、使い方には十分な注意が必要です。

写真を表示できない

写真をよく撮影する方は、デジタルカメラやスマートフォンなどの機器に使用している方が多いでしょう。しかし、撮影した写真を確認しようとする、サムネイル表示はできても実寸サイズで表示できないことがあります。

スマートフォンの場合は、写真撮影に使用したアプリに原因があることもありますが、SDカード自体に原因があるケースが多いと言われています。そのため、使用前には一度試し撮りをして、正常に使用できるSDカードであるのかを確認しておくと良いでしょう。

間違えてデータを削除してしまった

SDカードだけでなく、さまざまなデータトラブルとして最も多い原因と言われるのが「間違えてデータを削除した」というもの。例えば、デジタルカメラで撮影した画像の確認中やパソコンで保存データを使用しているときなど、このようなときに誤ってデータを削除してしまうようです。

ちなみに、パソコンで削除した場合はごみ箱から復元することができますが、その他の場合は復旧作業が必要になります。そのため、大切なデータを扱う際には間違えて削除しないように注意しておきましょう。

フォーマットを実行してしまった

フォーマットは、SDカードが正常に使用できないとき、または別の機器で使用するときなどに行うものです。しかし、フォーマットを実行してしまうと保存データが全て削除されてしまうので、安易に実行するとデータトラブルの原因になってしまいます。

ちなみに、型や形式といった意味を持つフォーマットは、初期化を行うという意味も含まれています。ですが、使用者の中にはフォーマットの意味を知らない方も多いので、表示されたメッセージに従ってフォーマットを実行してしまうことがあるようです。

水没・破損してしまった

精密機器であるSDカードは、水没や破損させることで故障してしまい、同時にデータも失うことになります。例えば屋外で使用する場合、機器に挿入する際に水溜りに落としてしまうと壊れてしまいます。

また、屋内の場合は床に落ちしていることに気づかず、踏みつけてカードが折れてしまうといったケースもあります。ちなみに、最近では自分でデータ復元ができるソフトがネット上でたくさん紹介されていますが、水没・破損によるデータトラブルには対応していません。そのため、SDカードの取り扱いや保管には十分に注意しておきましょう。

SDカードの寿命

どんな機器にも人と同じように寿命があり、SDカードの場合は約5~10年となっています。しかし、実際には長くても約3年だと言われているので、これ以上の年数が経過するといつ故障してもおかしくない状態です。

使い勝手の良い記憶媒体ではありますがカードの寿命は短いので、一時的なデータの保存先として使用することが望ましいでしょう。もしも長期的に保存しておきたいデータがある場合は、寿命の長い別の記憶媒体にデータ移行しておくことをおすすめします。

データトラブルが発生したときの対処法

データトラブルが発生したときの対処法

人為的ミスや故障によるSDカードのデータトラブルは、注意していても突然起きてしまうものです。そのため、必要なときにデータが扱えなくなると、とても困ってしまいますよね?

そこで、ここではデータトラブルが発生したときの対処法についてまとめてみました。対処法の中には自分でデータを復元する方法もあるので、ぜひ参考にして大切なデータを取り戻してみてください。

金属端子の状態を確認する

機器に認識されない、または使用できない場合は、一度SDカードの金属端子の状態を確認してみてください。というのも、金属端子の部分に汚れがついていると、正しく認識されないからです。

また、SDカードの金属端子に問題がない場合は、挿入する機器の端子部分も確認してみましょう。ホコリや水分がついている状態で挿入すると接続不良を起こしてしまうので、SDカードを認識できなくなってしまうことがあります。

使用する度に抜き差しを行っている場合、気づかない間に汚れが付着してしまうことがあるので、使用前に端子部分をキレイに掃除してあげると良いでしょう。ちなみに、端子部分のクリーニングには、接点回復剤を塗布することで接続不良を解消できます。

カードの挿入方向を確認する

カードの挿入方向を間違えている場合も機器に認識されないデータトラブルの1つです。特に、SDカードの扱いに慣れていない方や慌てて挿入している場合、カードの表と裏を逆にして挿入していることが多いです。

そのため、使用する際には必ずカードの挿入方向を確認しましょう。また、表と裏を逆にして挿入してしまうと、カードがはまり込んで取り出せなくなる危険性があるので注意が必要です。

使用する機器を再起動する

SDカードのデータトラブルは、カードではなく挿入する機器に何らかの問題があるというケースも少なくありません。一時的な不具合によってSDカードが使えなくなることもあるので、このような場合は一度機器を再起動させてみましょう。

特に問題がなければ再起動することで不具合が解消されるので、SDカードの使用が可能になります。データの保存ができない、データを確認できないときには、ぜひ試してみてください。

データ復元ソフトを使う

「間違えてデータを消してしまった」「フォーマットを実行してデータが消えた」このような場合はネット上からインストールできるデータ復元ソフトを使うことで復元することができます。

データ復元ソフトには有料版・無料版の2種類がありますが、無料でも十分な機能が備わっているので、目的のデータを取り戻すことができます。しかし、復元できる容量に制限があるので、場合によっては有料ソフトの購入が必要になることも視野にしれておきましょう。

専門のデータ復旧業者に相談・依頼する

データトラブルには「理論障害」「物理障害」の2種類があり、上記でご紹介したデータ復元ソフトで対処できるのは前者のみとなっています。つまり、データトラブルの原因が後者だった場合は、自分で復元することができません。

しかし、データ復旧業者なら物理障害によるトラブルでも安全にデータを復元することができます。「あのデータだけはどうしても必要なのに…」という場合は、一度データ復旧業者に相談する、または復元依頼を検討してみてはいかがでしょうか?

こまめにデータのバックアップを取って対策をしておこう

誰でも簡単に使えて持ち運びにも便利なSDカードは、使い勝手が良くデジタルカメラやスマートフォンのデータ保存先として利用している方は多いでしょう。しかし、データトラブルは前触れもなく起きてしまうもの。そのため、どんなトラブルが起きるのか、どんな対処法があるのかなど、SDカードを利用する方であれば知っておく必要があるでしょう。

ですが、こまめにデータのバックアップを取っていれば対策できるので、いつトラブルが起きても慌てる心配がありません。丁寧に扱っていてもいずれは寿命で壊れてしまうものなので、大切なデータを守るためにもバックアップはこまめに取っておきましょう。

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